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【SS】さみしいきもち
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〜〜〜レイ〜〜〜
私は私
心が痛い
一人が嫌なの
寂しい気持ち
私の気持ち
悲しみに満ち満ちている
碇君と一緒になりたい
私の気持ちが使徒を動かす
でもだめ
碇君は私が守る
爆発する瞬間
碇司令の顔が浮かんだ
・
・
・
私は三人目
私、泣いているの
なぜ泣いているの
〜〜〜アスカ〜〜〜
使徒に負けた
使徒に心を侵された
私の価値はなくなった
もう誰も私を見てくれない
みんな嫌い
嫌い
大嫌い
でも一番嫌いなのはわたし
もうどうでもいい
〜〜〜シンジ〜〜〜
ミサトさんは部屋にこもっている
アスカは家に帰ってこない
綾波が自爆した
悲しいのに涙がでない
ミサトさんが手を握ってきた
でも誰にも触ってほしくない
綾波が生きていた
でも僕を知らない
綾波がたくさんいた
綾波が崩れていった
〜〜〜ミサト〜〜〜
加持君がいなくなった
電話のメッセージを残していなくなった
レイが自爆した
シンジ君は呆然としている
声をかけた
手を握った
拒絶された
寂しいはずなのに
ペンペンに声をかけた
ペンペンにも拒絶された
寂しいのは私なのね
ダミープラグの正体を知った
崩れゆくレイ達
エヴァに取り憑かれた悲劇
それは私も同じ
〜〜〜リツコ〜〜〜
猫が死んだ
もう何年も会っていない
おばあちゃんにも会っていない
母さんのお墓にも行っていない
レイが死んだ
でも三人目がいる
ゼーレに差し出された
わたしはただの道具だったの
憎いからこわすの
母娘そろってバカなのね
後書きと称したたわごと
弐拾参話放映記念で書いた話。
結構きつい内容でしたね。とにかく暗くなってしまった。
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