アンケートシステム
プロトタイプ零号機
製作レポート
----- このアンケートシステムプロトタイプ零号機の特徴 -----
- リアルタイムでスイッチの状態の変化がわかる
- 表示のOFF、ランダム表示ができる
- 最大32人分
----- 部品表 -----
- IC 4040 1個
- IC 4067 2個
- IC 4556 1個
- IC 4518 1個
- IC 4513 2個
- IC 4081 1個
- IC 4069 1個
- 抵抗 470KΩ 2個
- 抵抗 10KΩ 3個
- 抵抗 150Ω 14個
- 集合抵抗 10KΩ×8 4個
- コンデンサ 0.01μF 1個
- 7セグメントLED 2個
- 後は必要に応じて
----- 回路図 -----
回路図
タイミングチャート
----- 組み立て手順 -----
左の基板がアンケートシステムのメイン基板。
右の基板が汎用カウンタ基板。
カウンタ基板のIC−7セグメントLED間がコネクタなのは大型の表示板をつなぐ場合を想定してのこと。
今回、ICの4513が無かったので4511を使用しているがスイッチ一つで4513,4511の切り替えができるようになっている。
回路図中の「RANDOM SW」「BLANK SW」については下のラジオの製作99年4月号との相違にて説明します。
----- ラジオの製作99年4月号との相違 -----
この前、ラジオの製作99年4月号を買って中身を見てみた。そしたら「ミニ電子アンケート集計器」の記事が載っていた。
そこで、自分が作った回路との比較を行ってみた。
仕様 | ラ製「ミニ電子アンケート集計器」 | 自作「アンケートシステム」 |
入力部分 | シフトレジスタIC | マルチプレクサIC |
入力数 | 最大8人 | 最大32人 |
入力スイッチ | 押しボタン | トグルスイッチを想定 |
カウント | スタートボタンを押した時点のみカウント | 常時カウント |
その他機能 | 無し | ランダム表示機能 表示ブランク機能 |
まず違う部分として、スイッチの入力用のICをシフトレジスタICを使用しているかマルチプレクサICを使用しているかの違いである。
また、この違いによって制御用カウンタの位置も違っている。
ラ製バージョンの方はシフトレジスタを使用しているため、シフトレジスタICから独立して存在している(ラ製P81の第2図のB、K)
自作バージョンの方は制御用カウンタによって、入力スイッチの選択を行っている(IC 4040、IC 4556、IC 4067)
大きな違いは、ラ製の方はスタートボタンを押した時点で1回のみ計数するが、自作の方は常時スイッチの状態を見に行っている事である。
自作バージョンの独自機能として、常時計数している事を利用してランダム表示を行えるようにしている。
「RANDOM SW」をONにすると、計数カウンタのRESETを行わないようにし、アンケートSWを無視するようにし、擬似的にランダムな表示を行っている。
実際はN+38→Nを行っているだけだが、表示上は十分にランダムに見える(と思う)。
「BLANK SW」は未使用時、表示をOFFにすることができるが、スイッチ一つ追加すればラ製バージョンでも同じ事はできる。
----- その他 -----
ネーミングでピンと来た方がいるかもしれないが、次は「テストタイプ初号機」でも作りたいと思っている。
仕様としては、スイッチ入力をマトリクスにして最大256人分の入力ができるものにするつもりでいる。
ICの4067は地方では手に入れにくいかもしれない。
最初に注文した店は一ヶ月たつが音沙汰も無い。仕方ないので「トランジスタ技術」に載っていたところへ通販で注文したら3日で届いた。
地方の方は通販を利用したほうがいいらしい。
ランダム表示時にはCD「YAT安心!宇宙旅行 SOUNDTRACK2」の16曲目を使用し、曲の終わりと同時にRANDOM SWをOFFにすると良い。
大分前の「笑っていいとも」で、アンケートして何人いるかというコーナーでしていたSEのことです。
今ならば「ドッとKONIちゃん オリジナルサウンドトラック」の2曲目が良いでしょう(笑)
同様に「笑っていいとも」で使われています(2001/11現在)
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