暗証番号キー比較レポート

----- 回路図 -----

シークレットナンバー(嘉穂無線)


電子ロック&16Keyエンコーダー基板キット(ワンダーキット)

---- 比較 ----

  1. 回路について
    キーボードエンコーダーについては同じ回路である。又、判定回路については、使用している素子等の違いはあるがほぼ同じ原理である。ただし、リセットコードがワンダーキットは16進の"C"であるが、嘉穂無線については"F"である。
  2. 作りやすさについて
    ワンダーキットのものは中学時代、嘉穂無線のものは高校時代に作ったものであり単純に比較しずらい部分もあるが、組み立て説明書で比較した場合、ワンダーキットについては手書きの部分も多く、部品の配置図についても嘉穂無線のものについては部品の値が書かれている分、組み立て後の部品のチェックは嘉穂無線のものがしやすい。
    キーボード部の基板についてはどちらもスイッチと部品が同じ基板にのっているためケースに入れづらいと思われるが、この辺は実際にキットを組み立てる際に工夫すればよい。
    ワンダーキットの場合キーボード部と判定部のキットが別売となっており、数字の入力に別の物を使いたい場合のことについても書かれている。キーボード部のキットについても、他の物に応用できるような作り方たである。しかし、この2つについてはほとんどセットで使用されるものである。嘉穂無線の物についてはキーボード部と判定部がセットになっており、セットで使うことを前提としている感じがするが、キーボード部の回路が同じであるためお互いに互換があると思われる。
  3. 総合判定
    嘉穂無線(現在イーケイジャパン)のほうが初心者にも分かりやすい作り方をしている。しかし、応用例についてはワンダーキットの方が多少ながら詳しく書かれていた。しかし応用については実際にキットを作る人が考えるものであり、説明書によって与えられるものではないと私は考えているが、初心者のことも考えると嘉穂無線のものはせっかく初心者向きの作りやすさであり、特定用途のキットではなく、応用範囲も広い分応用例はほしかった。また、嘉穂無線のものは後発である分ケースに組み込む際のキーボード部のスイッチと部品の配置についても考えてほしかった。