PIC測定アダプター&データロガー

----- このPIC測定アダプター&データロガーの特徴 -----

----- 部品表 -----

----- 回路図 -----
回路図をみる

----- 組み立て手順 -----


まず、キットの説明書に従い基板を組みます。
Dサブ25ピンコネクタを基板に取り付けます。
このとき、付属のケースに入れて(フタはしない)から半田付けしたほうが、後からケースに入らないという事がないでしょう。
また、コネクタのオス、メスを間違えないでください。間違えるとはずすのが大変になります。
FEMALEがメス。MALEがオスです。

次に部品を半田付けします。
説明書の順番ではコネクタの次に
3端子レギュレーター、トランジスタ → 抵抗、コンデンサ、クリスタル → IC
また、訂正のお知らせでダイオードはICの取り付けの後になっていますが、抵抗〜クリスタルのところで取り付けてもかまわないでしょう。


3端子レギュレーター、トランジスタの取り付けですが、足は根元から折らないとケースに入りにくくなります。ただし、ショートに気をつけてください。
もし、シルク面に取り付けるのに不安がある場合は説明書にも書いてありますが裏面に取り付けてください。
トランジスタを裏面につける場合は周辺の部品も含めて付け方を工夫しないとますます取り付けにくくなります。
抵抗のR1,R3はシルク印刷のとおりに取り付けると、トランジスタが邪魔になるので、逆にすると良いでしょう。
部品の取り付けはくれぐれも間違えないでください。基板の穴は全てスルーホールなので、半田吸い取り器がないとつらいです。
部品を全て取り付けたら測定アダプターの完成です。


温度測定ユニットを組み立てます。
結線図を参考に組み立てます。
私の場合は空中配線で、オプションのCH2もつけました。

完成


----- 使用方法 -----
まず、測定部のピンアサインですが、説明書には訂正前と訂正後が同時に印刷されています。
そのため印刷がずれている場合がには非常に見づらくなっています。

■測定部コネクタピンアサイン
1.外部電源端子(+) *注1  
2.ID1 *注2  
3.ID2 *注2  
4.ID3 *注2  
5.ID4 *注2  
6.オペアンプ4のOUT *注3  
7.オペアンプ4の−入力 *注3  
8.オペアンプ4の+入力 *注3  
9.NC  
10.NC  
11.オペアンプ3の−入力  
12.オペアンプ3のOUT  
13.オペアンプ3の+入力  
14.外部電源端子(−)
15.NC
16.NC
17.オペアンプ2のOUT
18.オペアンプ2の−入力
19.GND
20.オペアンプ2の+入力
21.電源(Vcc)
22.オペアンプ1の+入力
23.GND
24.オペアンプ1の−入力
25.オペアンプ1のOUT
*注1 外部電源は5.1V〜10Vの範囲内
*注2 ID1〜ID4は内部でVccへプルアップされています。
*注3 外部リファレンス兼用


■主な仕様
分解能(ビット数) 8bit 256段階
誤差±1LSB(1LSB=約19.5mV)
チャンネル数 4チャンネル(Max) 外部リファレンス使用時は3チャンネル
入力電圧範囲 0V〜5V 外部リファレンス使用時は0V〜Ref
外部リファレンス電圧 Ref=0V〜5V
自動計測バッファ 約8000回分 24LC64使用
サンプリング周期 11520Sampling/Sec(Max) パソコンのよっては最大スピードでサンプリングできないことがあります
パソコンとのインターフェイス RS232C 通信速度 9600bps〜115200bps

■スタンドアローンモードのサンプリング時間
1,2,5,10,20,30秒
1,2,3,5,10,15,20,30分
1,2,3,5,6,8,10,24時間

■添付フロッピーディスクの内容
PICADC.EXE 計測ソフト
PICADC.TXT 説明書

詳しい使用方法は添付されているフロッピーディスクに入っていますが、簡単にどんなことができるか記しておきます。
まず、測定ユニット、アダプター本体、コンピューターを接続します。
電源はRS232Cから供給できますが、外部電源を使用したほうが動作が安定します。
外部電源を使用するときは、
外部電源接続→RS232Cポートへ接続→ソフト起動
の順番で行ってください。

次に測定ソフトを起動します。
ソフトが起動したあと、ファンクションキーで表示モードを変更できます。
[F7]デジタルマルチメーターモード
[F8]オシロスコープモード
[F9]ログモード

ソフト起動時はデジタルマルチメーターモードになっています。
1〜4チャンネルのデータが表示されます。
デジタルマルチメーターモード時にファンクションキーの1〜4で各チャンネルの表示モードが次のように変更できます。
電圧表示→256段階表示(0〜255)→パーセント表示→温度表示→表示停止→・・・
また、ファンクションキーの5で通信レートの変更ができます。

オシロスコープモードでは、1チャンネルのみの表示になります。
ファンクションキーの1〜4で各チャンネルの切り替えができます。
ファンクションキーの6でリファレンス電圧の変更ができ、その時の最大電圧はCH4の入力電圧になります。

ログモードではアダプター単体で使うときの設定、およびデータの吸出し、ファイルへのセーブ、ファイルからのロードができます。
ファンクションキーの11で設定、EEPROMの初期を行います。
ファンクションキーの6でログ有功にしたあと、ソフトの終了、外部電源のカットを行った後に電源再投入時にアダプター単体だけで測定を開始します。

その他の詳しい内容は添付されているフロッピーディスクにあるテキストファイルを参照してください。

----- 感想 -----
3端子レギュレーター、トランジスタの取り付けに無理がありすぎるような気がしました。
せめて1.78mmピッチぐらいならばと思います。
説明書の訂正が個所が多く、また、センサー側のコネクタの訂正が印刷がずれているため非常に見づらくなっています。
大量に印刷された後に間違いが見つかったためにそのようになったものと思われますが、別紙にしてもらったほうが良かったと思います。
ソフト自作のため、コンピューターとアダプターの間でどのような信号のやり取りを行っているのかも公開して欲しいと思います。

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