Raspberry Pi
(2013/1/27追記)
2台目を注文した後に2台目用のSDカードを買った。
1台目で使用しているのはSundiskのclass10の16GB
2台目で使用しているのはMemory Masterのclass10の16GB
2台目だし安いのでいいやと思って買った。
2台を同時に起動するにあたって、新兵器導入。
5V3Aのスイッチング電源。
産廃になるところを引き取ったもの。
数年前にあるものを開発するために作られた試作ボード一式に使われていたもので、そのメーカーから借りていたものらしい。
しばらく使われることが無くなって、戸棚の肥やしになっていた。
戸棚の整理をすることになってこの開発ボードについて返却しようと連絡したらしいが、数年前の開発ボードを今更返されても向こうも困るのだろう、いらないから捨てていいと言われたらしい。
というか、この数年間に催促の連絡すらなかったのだから、開発が終わった時点でお役目御免になって本当にいらなくなったのだろうな。
自分が担当じゃなかったからよく知らないが。
そんなわけで、このスイッチング電源については自分が引き取った。
ボードの方も面白そうなのでほしかったが、もらったところでやはり使い道がないのであえなく産業廃棄物行きとなった。
2台のRaspberry Piに電源を供給するため、部品箱の中にあった2段のUSBと基板の切れ端と、無駄に大量にあるLEDを即席で組み合わせて作った。
LED用の抵抗は基板の裏側についている。
シリアルポートで起動を確認するため、先日買ったサンハヤトのUSB⇔シリアル変換モジュール MM-FT232と、これまた何年か前に感光基板の空きスペースで作ったUSBシリアル変換基板を発掘した。
見た目は雲泥の差だが、使っているチップもどちらもFTDIのFT232Rを使ったものだ。
そういえば5mm角のやついまだに使わずにいるけど、どうしたものか・・・
2台のRaspberry Piをセッティング。
電源、シリアル、LANをそれぞれ繋いで、スイッチング電源の電源投入。
同時に起動をはじめて、起動時間を観察してみた。
PC側で、Tratermを起動。
それぞれのRaspberry Piの起動の様子を見守る。
左がSundisk製のSDカードを差したもの。
右がMemory Master製のSDカードを差したもの。
明らかに起動時間が違った。
最初、Classの違いかなと思ってよくよくSDカードをみたら同じClass10だったんだよな。
メーカーでここまで違いが出るとは。
電源ONしてから、シリアルポートでログインプロンプトが出るまでの時間を起動時間。
シリアルポートからshutdownコマンドを打ってからRaspberry PiのPWR以外のLEDが消灯するまでの時間を終了時間として測定。
手動でストップウオッチを操作しているのでコンマ何秒の誤差はある。
1回目
Raspberry Pi |
SDカード |
起動時間 |
終了時間 |
1号機 |
Sundisk |
27.08秒 |
7.32秒 |
2号機 |
Memory Master |
33.49秒 |
12.92秒 |
2回目
Raspberry Pi |
SDカード |
起動時間 |
終了時間 |
1号機 |
Sundisk |
26.71秒 |
7.34秒 |
2号機 |
Memory Master |
34.06秒 |
14.94秒 |
念のため、SDカードを入れ替えて起動してみる
Raspberry Pi |
SDカード |
起動時間 |
終了時間 |
1号機 |
Memory Master |
34.84秒 |
13.66秒 |
2号機 |
Sundisk |
26.67秒 |
7.28秒 |
この結果から、間違いなくSDカードによって起動・終了時間が違っているのが分かった。
1枚目のSDカードは、いろいろ試しながらセットアップしたので、けっこうゴミとか残っていると思われる。
2枚目のSDカードは、2回目だけあって、最短距離でセットアップしたので、比較的きれいな状態だと思われる。
それを差し引いても1枚目のSundiskの方が早く起動できたのだから、SDカードを選ぶ場合はよく考えた方が良いのかもしれない。
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