Arduinoでポケコンプリンタインターフェース その2

Arduinoを使ったインターフェースで、ハードコピーのデータをPCに取り込めれば、プリンタがだめでも取り込んだデータをもとに画像ファイルが作れるのではないだろうかと思った。
しかし、取り込んだデータを見たらなんかおかしい。
プリンタでもダンプを取ってみたが、こんな有様。

Arduinoを介したほうのデータがでたらめな状態に。
しかも、データ量もおかしい。
Logicと書かれたほうはICを使って作ったインターフェースのダンプ結果。
Arduinoと書かれたほうは、文字通りArduinoで作ったほうのダンプ結果で、明らかにデータ量が多い。
調べた結果、普通のLPRINTやLLISTで印刷した場合とハードコピーの場合のデータ転送速度が違うようで、ハードコピーの場合のデータ転送速度が速く、Arduinoが取り込むことができないようだ。
少し前に秋月でOSC001 PCB SCOPE (USBミニオシロ)を買ったので、早速使ってみることにした。

オシロのプローブ用にコネクタをつないであるが、今回はそちらは使わない。
ロジアナ用の端子でポケコンとArduino間の通信をモニタしてみた。

LPRINTした時の波形。
とりあえず、普通だ。

次にLLISTした時の波形

USBミニオシロの方がデータを取りこぼしている。
が、一応信号としては問題はなさそうなのはわかる。

最後にハードコピーを取った時の波形。

サンプリンレートを見てもらえればわかるが、LPRINTやLLISTは5KSa/secに対してハードコピーの時は500KSa/secでサンプリングして波形を表示している。
これだけでも100倍近く早いってことになるのか。
しかもポケコンのBusy(プリンタ側のSTROBE)の信号がおかしい。
配線の取り回しが悪くてノイズが乗ってしまっているのだろうか。
とにかくArduinoが信号を取りこぼしていることとBusy(プリンタ側のSTROBE)の信号がおかしいため、ハードコピーのデータは取り込むことはできなさそうだ。

これはハードコピーのデータ取り込みについてはあきらめるしかないかな。
それと、このUSBミニオシロを使って思ったことだけど、使い勝手はあまり良くない。
2,400円だしおもちゃと思って割り切るしかないな。

カテゴリー: Arduino, PC-G850VS, ポケコン, 電子工作 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください