〜〜〜悪徳勧誘に気をつけろ!〜〜〜

昨年の11月頃、やたらと勧誘の電話があった。
そのことについては、2000年11月17日のひとりごとにも書いてあるとおりなのだが、最近、そのうちの1社から再び同じ勧誘があった。
対応した人間は別の人間だったのだが、限定募集の割には景気良く募集しているものだ。はっきり言って馬鹿ですな。
しかも、凝りもせずに私の勤めている会社の旧社名を連発していた。
嘘をつくならそれなりにニュースでも見てこいと言う感じである。
まぁ、それは置いておいて、先日総務部へ確認したところ、やはり外部に人の名前を外部へ漏らすような事はしていないとのこと。当たり前の話ではある。
さらに、上の方から情報が来たので、確認してみるとやはり悪徳商法らしい。
自宅において、検索サイトで検索してみたところ、悪徳商法の情報が実名で出ているではないか。
それではと思い、私の方でも情報をまとめて実名入りで公表することにした。
なお、文中「敵」とでてきたら悪徳商法をやっている連中のことである。

しかし自分で言うのは何だが、私のページは結構メジャーな方らしいので、悪徳商法の方からの嫌がらせがちょっと心配ではある(汗)

まずは敵がどのような手で勧誘しようとするのか確認してみよう。
それにしても、昨年来た3社の勧誘なのだが、それぞれは別の会社なのだろうが、同じカンペを読んでいるかのごとくほぼ同じようなことを言ってきた。
大体の概要をまとめてみた。

1)総務や人事から名前を預かっているという旨を告げてくる
2)他の人には他言するなと言う
これらについては選ばれた人にしか連絡していないので、他の人に知られては困るという。
中には、幹部候補にしか連絡していないと言ってくるところもある。
馬鹿も休み休み言ってもらいたいものである。私が幹部候補なわけ無いだろう。本当に幹部候補だというならばもう少し給料上げてくれ(そういう問題ではない)
とにかく、本当に幹部候補だとしてもだ。そういった情報はいわば企業秘密に属するわけだし、そう軽々しく外部に漏らすわけはないだろう。
企業秘密というわけでもないとしてもだ、人事情報というのは個人情報でもあるわけなのだから、外部の人間にもらすというのはあってはならない話でもある。
2)の他の人には他言するなと言うのは、自分が幹部候補だと知れたら人間関係が壊れる恐れがあるとか言ってくるのだが、実のところは自分達が嘘を言っているのを気付かせないようにするためである。
よしんば、周りの人にも同じような連絡が行っていたりして嘘だと気付かれたり、然るべき所に問い合わせられて嘘だと気付かれたら、それこそ大金を騙し取れなくなるからな。
しかし、こんな嘘がばれないと思っている敵どもの思考回路は一体どうなっているのか知りたいものだ。

3)インターネットや電子メールに興味があるかとかパソコンを持っているかとたずねてくる
まぁ、順当な質問であり、ここでYesと答えようがNoと答えようが、ある程度インターネットや電子メールのことについて話をして、次には資料を送る旨を伝えてくる。
アンケートならば「Yes」「No」で質問が分技するものなのだが、ここでの質問は次の流れが分岐するように見えて実は分岐していないのである。

4)資料の中に申込書が入っているので、期日まで連絡をしてほしいと言って1回目の電話が終わる
ここで、「いらない」と答えればそれで終わりなのだろうが、資料を送るのは敵側の勝手なので送らせるだけ送らせる。

5)期日を過ぎても連絡が無いので、こちら(敵側)から電話をした旨の電話が来る
6)他の人からの連絡はあったが、あなた(私)からの連絡だけが無かった
興味が無いから連絡をしないというのに、こちらの都合もお構い無しで電話をかけてくる。
はっきり言って失礼な連中である。
なお、方々調べているうちに知ったのだが、6)については多少ニュアンスを変える事もあるようだ。

7)興味が無いという旨を伝えても、お構い無しに能書きたれや商品の説明をしてくる。
敵は人間テープレコーダーである。兎にも角にも一通りの説明が終わるまではこちらの話を全く聞かない。
しかも原稿棒読み。一応こちらが相槌を打つのを確認しているようではあるが、それは話をするタイミングの同期をとるためだけで、まさしく機械が喋っているようなものである。

まず、敵がどのような能書きをたれるか述べる。
8)今はIT革命時代であり、情報を制する者のみが生き残れる
9)しかも今の不況の中では、いつ何があるか分らない(リストラや倒産など)
10)そのためには知識を身に付けたり、各種資格を取る事が必要である
まぁ、この辺は至極当然のことを言っている。

次に商品内容について覚えている範囲で述べていきたい。
11)専用のプロパイダを使って、インターネットを自由にできる。しかも何時間使っても良い
12)インターネット上にある、有料のデータベースが使い放題になる
13)専用のプロパイダに自由にホームページを開設できる
14)そのホームページはリクルート等が常に巡回していて、ヘッドハンティングや引き抜きなどの話が入ってくることもある
15)そのホームページを使って副収入を得ている人もいる
16)シスアドやマイクロソフトの資格をとるサポートをしてくれる
17)24時間体制でサポートしてくれる。各人ごとに専用の人がついてくれる
18)各種セミナーに参加できる
19)提携店を格安で利用できる
20)提携カードを利用できる
21)パソコンを持っていない人はパソコンをもらえる
etc.etc...
それぞれ別々の会社なのに、大体同じ内容のことを言ってくる。
やはり、人間テープレコーダーだ・・・
どこの世界にこんなものに引っ掛かるのだろうと思うのだが、引っ掛かる人は引っ掛かるらしい。

さて、一通り説明を終え、こちらが「いらない」と答えても敵はしつこく食い下がってくる。
言葉を変えて同じ説明をし、そして必ず次の言葉を言ってくる。
22)これは通信販売とか勧誘とかでは無い
23)選ばれた一部の人にしか連絡していない
24)この話を断った人はだれもいない
25)このチャンスを逃すと二度とチャンスは無い
何を血迷ったらこの様な言葉が出てくるのであろう。
まず、22)についてだが、日本語を知らんのか?
「勧誘」という言葉は「あることをするよう、すすめさそうこと」(旺文社・標準国語辞典改定新版・1987年重版発行)となっている。
敵のやっていることは、教材を売りつけるためにすすめさそっているのだ。
これは、通信販売であり、勧誘の他ならない。
次に23)は、確かに選ばれた一部の人だろうな。卒業名簿から適当に選び出した一部の人に連絡しているのだから。
さすがに卒業名簿全員には連絡しようなんて不可能だからな。卒業名簿っていっても大量にあるだろうし。
24)については全く嘘だと言ってもいいだろう。職場ですぐとなりで勧誘断っている奴いたし。別の敵だったかも知れんが・・・
25)二度とチャンスは無いと言いながら、二度と無いチャンスが二度来ているし。
せめて人を騙そうとするのならもう少し勉強しろよ。特に日本ビジネスキャリア総合研究所
情報遅れているし、3ヶ月もしないうちに次のチャンスが来たぞ(爆)
そういえば、99年の夏ごろにはネットスマイル株式会社、又はその別名の会社から連絡あったな。2000年11月にも連絡来たし。
長島一茂氏の写真が映っているパンフレットというのは覚えているのだがな・・・

とにかくここで「いらない」と答えようにもそれでもしつこく食い下がってくる。たまに逆切れを起こす奴もいる。
全くもって迷惑な連中である。

それにしても、これほど迷惑な存在である悪徳業者でるが、その裏には名簿をやり取りして金をもうけようとする奴がいるのである。
話には聞いたこともあろうが、いわゆる名簿業者である。
これほどトラブルの元となる名簿業者を罰する法律というものは出来ないものだろうか・・・

まぁ、今の日本の政治家は、自分の利益考えるので頭が一杯の奴が多そうだから無理だろうな・・・

実際に送られてきたパンフレットとその会社について書いておきたい。

・日本ビジネスキャリア総合研究所
この会社からは「(旧社名)の○○さんですね」と言ってきた。
その後も「(旧社名)の総務部から名前を預かって・・・」とか言ってきた。
嘘をつくならニュースぐらい見ておくものだな。どうせ卒業生名簿しか見ていないのだろうが・・・
実際にパンフの中に出て来た教材についてだが、
「Windows98入門講座」
「Word98入門講座」
「Word98応用講座」
「Excel97入門講座」
「Excel97応用講座」
「Internet Master講座」
「Webmaster講座」
「System Administrator初級合格講座」
「MOUS Word97 一般認定資格合格講座」
「MOUS Word97 上級認定資格合格講座」Vol.1・Vol.2
「MOUS Excel97 認定資格合格講座」
「MOUS Excel97 認定資格合格講座」Vol.1・Vol.2
ちなみにこれは2000年11月に送られてきた資料です。
電話では時代の最先端がどうとか言っていたような気もしたのだが、この内容じゃ思いっきり時代から取り残されていないか(汗)
「Windows98入門講座」はまだいいとしてもだ、私だってOffice2000を持っているというのに・・・
さすがに私の働いている会社の旧社名を連発するわけだ・・・

料金については、月々14,100円(ボーナス40,000円)×48回
記入場所は申込書の文中。
最終的な合計金額の記述は無し。
参考までに計算してみたが、ボーナス時の記述が曖昧なため、次の2パターンで計算してみた。
ボーナス時の支払いは月々の料金とは別にプラス40,000円として計算した場合、計1,673,600円
ボーナス時の支払いが40,000円として計算した場合、計884,000円


・日本メディア総研
元々、メディア総合研究所というところがあるのだが、そことは全く関係なし。
私が調べた限り、唯一ホームページ>を持っていたところ。
教材については以下のとおり。
「Word 2000 入門編」
「Word 2000 実践編」
「Excel 2000 入門編」
「Excel 2000 実践編」
「Outlook 2000 総合編」
「海外でのコミュニケーションに。英会話編」
「仕事でも、プライベートでも大活躍!デジタルカメラ編」
「一つ上いく検索ページの使い方 ポータルサイト編」
のCD-ROM等

料金については、798,000円
記入場所は申込書内中央に堂々と。
分割は36回、48回、60回のそれぞれ均等払い、ボーナス併用あり。
金利は不明。というか計算するのがめんどくさい。


・ネットスマイル株式会社
調べたところ、この会社はマイクロテック、サイバーワールド、ワイエスワイ総研、JVR、ネットスマイル、日本インターネットサービス、インターネット実務検定協会とさまざまな会社名を名乗っているらしい。
パンフレットには大きくMBA(MULTIMEDIA BUSINESS ADVISER)と書かれているが、経営学修士号のMBA(Master OF Business Administration)と誤認させたいのか?
パンフレット内のいたるところに長島一茂氏の写真を起用。
しかし、長島氏はこれが悪徳商法に使われることを知っていたのだろうか。何となくすぐ騙されそうな人のように感じるが・・・
教材は、
「米国公認会計士」
「一級建築士」
「中小企業診断士(共通科目/商業科目)」
「システムアドミニストレータ」
「TOEIC TEST(スーパートレーニング/スーパートライアル)」
他CD-ROM等

料金については、月々10,400円(ボーナス月40,000円)×60回(最長60回分割の場合。その他については問い合わせ)
記入場所は申込書の下に小さく。
最終的な合計金額の記述は無し。
参考までに計算してみたが、ボーナス時の記述が曖昧なため、次の2パターンで計算してみた。
ボーナス時の支払いは月々の料金とは別にプラス40,000円として計算した場合、計1,024,600円
ボーナス時の支払いが40,000円として計算した場合、計920,000円


以下に参考となるであろうホームページを紹介する。

全国の消費生活センター
全国各地の消費者センターへのリンクが貼られています。
困った時にはこちら得相談しましょう。

警視庁総合相談窓口
こちらでも相談をしてくれるらしい。

悪徳商法?マニアックス
悪徳商法に対する情報が多数あります。
特にお便りありがとうコーナーには多数の体験談や情報が寄せられています。

ライセンス資格試験フォーラム
資格試験に対する情報があります。
悪徳業者については資格商法Q&Aにあります。

えびの館@nifty
このページのえびの館「週刊えびの館(1999年)」に管理者の体験談があります。


最後になるが、私が総務に問い合わせた後のことについて述べていこうと思う。
私としては、断るためのツッコミの材料を手に入れよう思っただけであったが、どうやら総務の方で話を通してくれたらしい。
ちなみに私がどのようなツッコミを用意しようとしたかと言えば、
1)やたらと私が働いている会社の旧社名を連呼していたので、いつ頃総務から名前を預かったのか
2)総務では外部に人の名前を教えることは無いと言っているが、どうやって私の名前を知ったのか
と、この辺を突っ込んどいて、ボロを出したところで「嘘つきに用は無い」と言って電話を切るつもりでいたのだ。
う〜ん、これでは私が悪人みたい(笑)
それはともかく総務のからの返答は、やはりと言うか人の名前を外部の者に漏らすような事は無いそうだ。
総務から敵に連絡した際、今回の敵側の担当者は不在。そんな話は知らぬ存ぜぬとお決まりの結果だったらしい。
また、去年から同じような手口で他の人にも多数勧誘が行っていたらしく、私の他にも総務の方へ問い合わせがあったようなことを言っていた。
今回の件で総務の方から悪徳業者に気をつけるよう達しが出た。
そして、上の方からも悪徳業者についての情報が降りてきたという結果になったのである。

皆様方もくれぐれも悪徳業者に狙われぬよう気をつけてもらいたいものである。

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