PTCEプロジェクト／W-ZERO3 リアルVGA化

W-ZERO3 リアルVGA化

W-ZERO3を買っていろいろいじってみる。
ところが、Internet Explorerでネットを見てみるとおかしなことが・・・
↓
IE画面

この画面は、下にある比較画面にタイトル画像を重ねたものだ。
タイトル画面はQVGAで作ってある。
このようにW-ZERO3はVGAサイズの画面のはずなのに、QVGAの画像を画面いっぱいに表示しているではないか。
そう、W-ZERO3はVGAでありながらQVGAで動いているのだ。
(厳密に言うと微妙に違うのだが)

すでにVGA化の情報は出ているので、それを参考にしてW-ZERO3をVGA化してみることにした。
VGA化すると連絡先が起動しないとかボリュームの調節ができないとか不具合があったらしいが、DELLのx50用のVGA化ツールを利用することでその不具合もなくなるそうだ。
自分の場合は、参考リンク先を元にVGA化したので、そのような不具合には遭遇しなかった。

また、VGA化によって標準のSIP(文字入力パネル)が使えなくなる不具合もあるが、「Happy Tapping Keyboard」や「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」を使うことで文字入力の不具合も回避できる。
最初「Happy Tapping Keyboard」を入れていたが、若干使いにくいところもあるので「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」に入れ替えた。
「Happy Tapping Keyboard」「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」ともに好みに応じてスキンを作成できる。
「Happy Tapping Keyboard」については下記のとおり。
「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」もぱにぽに仕様にしたかったが、普通のキーボードを模してあるため絵が見づらくなるので普通のスキンにした。

VGA化の手順を軽く書いてはあるが、参考リンクを辿ってもらうと詳しい情報が書いてある。
いまさら細かい手順をまとめてもあれなので、とりあえず私はVGA化する前とした後の違いを比較してみることにした。

実際の使い勝手としては、細かい作業が得意な人向けって感じ。
表示が小さくなる分、当然タップする範囲も狭くなる。
指先が不器用な方にはお勧めできないかも。

また、文字も小さくなるのであまり小さいフォントだと読めなくなることも。
フォントのサイズは設定しだいだし、表示できる情報量も増えるので、その辺は好みに合わせてチューニングすればよい。
個々については下記の比較参照。

ちなみに壁紙(Todayテーマ)は『ぱにぽにだっしゅ！』第１２話から。
Happy Tapping Keyboardのスキンは同第４話から。
ベッキー(;´Д｀)'`ｧ'`ｧ

TodayのテーマはToday SKin 作成ツールや ThemeMaker(シェアウエア)を利用して作る。
ThemeMakerはシェアウエアでデモ版もあるのだが、『DEMO』と表示されてしまう。
ここに『DEMO』と表示されない旧デモ版がおいてあるのでこれを利用。
使い方はここを参照。
カラーリングはぱにぽにカラーのオレンジと黄色にしたかったが、これらのツールで色指定しても実機には反映されず色が化けてしまう。
上下の部分はそのせいで茶色になってしまった｡･ﾟ･（ノД｀）･ﾟ･｡
テーマのカラーについてはNARi半額処分参照

ノーマル	VGA化
Today画面

Todayにはランチャーとして『cLaunch』を入れている。 cLaunchのサイトから入手可能だが、このままではアイコンの描写や文字の表示がおかしい。 PocketPC関連から修正dllがあるので、これも一緒に入れるとOK VGA化すると、着信関連の項目の表示がおかしくなる。
スタートメニュー

スタートメニューも小さく表示されて、画面が広く感じる。
SmallMenuPlus

ポケットポストペット、トリコメールのCE化からお世話になっているTillanosoft.comのSmallMenuのシェアウエア版フリーソフトのSmallMenuとして使用できるが、お金を払うとキーコードが送られてくるのでキーコードを設定するとSmallMenuPlusとして拡張機能が使えるようになる。スタートメニュー同様画面が広く感じられる。階層を展開しても表示できる項目が増えるので便利。
プログラム

ノーマルな状態だと、１画面あたり３×４個計１２個のアイコンしか表示されない。 VGA化すると、６×８個計４８個で元の４倍のアイコンが表示できる。
設定

プログラムと同様
cLaunch設定画面

『cLaunch』自体についてはToday画面を参照。 QVGAにあわせて画面が作られているため、VGA表示にすると画面の１/４に表示されてしまう。
GSFinder+

これまたポケットポストペット、トリコメールのCE化でお世話になったTODA屋のGSFinder+ やはり表示できる情報量が格段に違う。
Internet Explorer

VGA化したことにより、本来のスペックを生かすことができるようになった。ちなみに文字の大きさ(メニュー→ズーム)はノーマル状態で『最小』、VGA化の方は『小』また、ノーマルの状態だと上下のバーやURLの表示だけで画面の１/３近く消費していたが、VGA化することによって上下のバーの幅が減っているために画面が広くなった。
Happy Tapping Keyboard

VGA化によって、標準のSIP(文字入力パネル)が使えなくなる。また、キーボードを使おうにもIMEの状態が表示されないためにひらがな、カタカナ、英数なのか打ってみるまでわからない状態になってしまう。「Happy Tapping Keyboard」「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」をインストールすることによって回避することができる。このキーボードはBMPファイルを作ることによってスキンを自由に作ることができる。そういえば何も印刷されていないキーボードってのがあったけど、単色ベタ塗りで何も書かれていないBMPファイルを準備して、何も表示されないでタップする位置を覚えてないと使えないってのも作れるかも(汗)

RealVGA化の手順

VGA切り替えソフト「ozVGA」をダウンロードしてインストール。

Aximsite > Dell Axim Hardware Forums > X50 / X51 Forumsからhttp://www.rilot.co.uk/VGA/VGA.zipをダウンロード

VGA.zipを解凍する

windows folder files内のファイルをすべて \Windows にコピー

SdkCerts.cabを実行して本体にインストール

OzVGA.exeを本体のどこかに置いて起動

一部のコントロールパネルが崩れて正常に表示できなくなるため、VGA対応のコントロールパネルをインストール。

http://d.hatena.ne.jp/danceinthemood/20060208/1139333183のhttp://ns2.meganebu.com/~adgroove/から「ConPane MUI」のCABファイルをダウンロード。

W-ZERO3でCABファイルを実行して本体にインストール

適用前	適用後

ただし、VGA対応のコントロールパネルでは、通常モードでの表示が崩れる。
MUIファイルを個々にコピーするのではなくてCABファイルを使ってインストールしたほうが、後々便利。
RealVGAで使用するときはCABファイルからインストールして。ノーマルモードで使用するときは[設定－システムタブ]の「プログラムの削除」でVGA用コントロールパネルを削除してから設定する。

RealVGAでは標準のSIP(文字入力パネル)が使えなくなるので、代わりになるSIPをインストールする。

KOTETU’s Hatenaから「Happy Tapping Keyboard for PPC2003SE」または「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」をダウンロードする

HappyTappingKeyboard.arm.CABを実行して本体にインストール
リセット直後にSIPが表示されない場合があるので、そのときは SIP1

が表示されるべきところをあたりをつけてタップ。
再度 SIP2

の▲の部分をあたりをつけてタップして「Happy Tapping Keyboard」「VGA Large Keyboard for PPC2003SE」を選択すると以降は正常に表示されるようになる。

参考リンク

W-ZERO3 2ch情報まとめ

W-ZERO3 Wiki

SOHO MIND ≫ W-ZERO3をozVGAでリアルVGA化

KOTETU’s Hatena (Happy Tapping Keyboard for PPC2003SE) (VGA Large Keyboard for PPC2003SE)

なんでも日記 - コンパネのMUIファイルダウンロードページ

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