PIC周波数カウンタ 製作レポート
----- このPIC周波数カウンタの特徴 -----
- PIC16C17/P使用
- 0.1Hz〜18MHzまで測定できる
- 1/1024プリスケーラにより4.5GHzまで測定できる
- A/Dコンバータ使用によるグラフ表示
- 高精度クリスタルモジュール(12.8MHz)使用により、原発振の調整不要(Ver.2)
- RS-232Cによるデータ出力(Ver.2)
----- 部品表 -----
- 16×2液晶表示周波数カウンタキット(秋月のキット)
- BNCコネクタ 6個
- 押しボタンSW 4個
- 50Ωシールド線1.5D-2V
- ケースYM−200(200×40×150)
- 埋め込み型006P電池ボックス
- 5mmねじ付きスペーサ 7個
- 14mmねじ付きスペーサ 4個
- 10mmねじ付きスペーサ 4個
- ジャンパーピン(5ピン)
- (100kΩ多回転 2個)
- (50kΩ多回転)
----- 回路図 -----
回路図をみる
----- 組み立て手順 -----
まず、キットの説明書に従い基盤を組みます。
1/1024プリスケーラはパターン面に小さな部品を付けるため結構根気がいります。
LED、液晶は別基板に取り付けます。キットに使用しているタクトスイッチは使用しません。
VR.1〜3は多回転の物に変えた方が細かい調整が出来るようになります。
スイッチと液晶を取り付ける基板を加工します。
液晶モジュールはジャンパーピンを利用して取り付けます。
モジュールの左側は信号用の端子を利用して取り付けますが、右側はバックライト用のパターンを利用して取り付けます。
信号用のジャンパーピンはモジュールに付属していますが、バックライト用のパターンに取り付けるジャンパーピンは別途用意してください。
電源用のスライドスイッチは基板用の物でちょうどいい物が無かったために普通の物を使いました。
そのため、基板の穴を加工しました。中央の端子用に2mmの穴を開け、両端の穴のためにカッターで基板にあいている穴を2つつなげます(写真参照)
ケースへの取り付けは図のようにします。スペーサとナットを利用し高さを調節しています。
今回ケースはYM−200を使用しました。
ケースの加工は部品の配置を考えながら現物に合わせながら加工していきます。
違うケースを使う場合はそれぞれケースに合わせてお好みで加工してください。
スイッチ類やコネクタをケースに取り付け、基板から配線を伸ばします。
信号入力の配線(基板−コネクタ、基板−プリスケーラ−コネクタ)の配線はシールド線を使った方が測定中、雑音等の影響を受けない様になります。
----- 調整方法 -----
組み立て説明書に従い、それぞれの半固定抵抗を調節してください。
VR1,VR2は2Vで200を示すように調節しますと、電圧計として使用できます。
ちょうど、0.01倍した値で電圧が読めます。
完成
----- 使用方法 -----
電源投入時画面
■CH.SELボタン
周波数カウンタの入力を切り替えます。
ボタンを押すごとに[アンプ入力]→[プリスケーラ入力]→[ExtA入力]→[ExtB入力]と切り替わります。
なお、プリスケーラ入力は無入力時、ランダムな値を表示します。
画面表示
[アンプ入力]
↓
[プリスケーラ入力]
↓
[ExtA入力]
↓
[ExtB入力]
↓
[アンプ入力]へ戻る
■MODEボタン
A/Dコンバータの入力と表示を切り替えます。
ボタンを押すごとに[周波数カウンタ+A/D A]→[周波数カウンタ+A/D B]→[A/D A+B]と切り替わります。
画面表示
[周波数カウンタ+A/D A]
↓
[周波数カウンタ+A/D B]
↓
[A/D A+B]
↓
[周波数カウンタ+A/D A]へ戻る
■HOLDボタン
現在の表示を保持します。
画面表示
■GATE TIMEボタン
ゲートタイムを切り替えます。
ボタンを押すごとに[0.01sec]→[0.1sec]→[1sec]→[10sec]と切り替わります。
画面表示
[0.01sec]
↓
[0.1sec]
↓
[1sec]
↓
[10sec]
↓
[0.01sec]へ戻る
戻る