Z80-MBCが売り切れになっているので、ユニバーサル基板で作ってみた。

Z80-MBCの部品セットがいつのまにか売り切れになっていた。
遊ぶ用と保守用で2台作ったが、2台目を注文した時点ではまだ在庫は各色合わせてまだ数台ほど残っていたはず。

とりあえず緑が1台目。
何かあった時の保守用として2台目として白の部品セットを買った。
白基板は妙に半田付けがしづらかったのはなぜだろう。
2台買ってもう十分だろうと思っていたのだが、そのうちに件のサイトを見ると部品セットも基板のみも売り切れになってしまっていた。

売り切れになったのを眺めているうちに、何故か、無いなら自分で作ればいいじゃないかという思いが生まれてきて、何故か、ユニバーサル基板を使って製作してみることにしてしまった。

そして、連休を費やして何とかつくりあげた。
とにかく配線が面倒だった。
左側にまだ余白があるのは、ここからポケコン用の82C55ボードをつなげるためのピンヘッダを付けるつもりでいたから。
しかし、Z80のバスがむき出しの状態にして実装するのは、誤って端子に触れて誤動作を起こす可能性があることと、それ以上に配線が面倒だからやめた。

主要なIC付近の配線と基板の裏面の様子。
 
片面基板でもよかったような気もするが、コネクタの部分って結構力がかかって銅箔が応力ではがれることもあるので、端子数が多いコネクタやピンヘッダ・ピンソケットを使う場合は両面基板を好んで使ったりする。
裏面は基本的に電源ラインのみにして、信号は表面でポリウレタン線を使って配線している。
結果、表面のポリウレタン線がものすごい状態になってしまった。

回路図は本家のサイトにあるので、そこから各PDFファイルを落として参考に配線を行った。そのほか必要となるファイルもここにあるので今更ながら書いておく。
前回作ったHEXファイルをATMEGA32Aに書き込んで、実際に動かしてみたところ、無事動いてくれた。
これもCP/Mを使えるようにEEPROMにディスクイメージを書き込んでいく。
USERボタンを押しながらリセットボタンを押し、メニューが表示されるまでUSERボタンは押しっぱなしにする。

ファイル転送でも行間の遅延設定ができたと思ったのだが、ちょっと見当たらなかったので、コピペの設定で行間遅延を100ミリ秒に設定。
ここを忘れるとHEXファイルを転送する際にバッファあふれでHOLT状態になってしまうので注意。

メニューで「3」を選んで「iDisk – S250317.hex」をコピペする。

転送が終わると今度はディスクイメージのHEXファイルを転送するように表示される。
「D0CPM_SEG0.hex」をコピペで転送する。

転送が終わると書き込みを実施するか聞かれるので「W」→「Y」を順に選ぶ。

EEPROMにデスクイメージが書き込まれて、次のイメージの入力待ちになるので続いて「D0CPM_SEG1.hex」「D0CPM_SEG2.hex」……「D1PAS_SEG3.hex」と順番に繰り返していく。

最後のHEXファイルを書き終えたらUSERボタンを押しながらリセットボタンを押し、メニューが表示されるまでUSERボタンは押しっぱなしにする。
メニューが出たら「4」でCP/Mを起動する。

CP/MからMBASICを起動して、OUT 0,1としてUSER LEDを点灯させたところ。

USER LEDやほかのLEDはやたらとまぶしいので、拡散キャップを付けてある。

1台目と2台目と自作の3台目

別に3台目までほしいと思わなかったのに、何故ユニバーサル基板で作ろうなんて思ってしまったのだろう。

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