大人の科学マガジン トイ・レコードメーカーで遊んでみる

大人の科学マガジンのトイ・レコードメーカーを手に入れた。
自分でレコードを作れるというのだが、音質を少しでも良くしようと思うとコツがいるらしい。
そこで、カッティングを行う際の信号レベルはどのぐらいがいいのか測定しようと思った。
カッターヘッドのスピーカーを接続しているコネクタと同型のものを入手する。
秋月電子でRCYコネクタを購入。
なぜ赤色しかないのだろうか。
ともかく、入手したコネクタを使って分岐ケーブルを作成。
分岐ケーブルをつないだところ。

分岐ケーブルからオシロスコープにつないで信号の大きさを確認してみた。
 
約2μS周期で上下にヒゲのような信号が。
逆数にして周波数を求めると、約500KHz。
さてこの信号は使っている電源アダプタ由来なのかアンプ由来なのか切り分けるため、急遽電源をでっちあげる。

トランスに三端子レギュレータという昔ながらの電源を製作し、これで電源供給して測定してみるが、 約500KHzの信号は残ったまま。
どうやらD級アンプを使っているようで、スイッチングのノイズが残っているようだ。
この周波数だとスピーカーは駆動できないだろうから問題ないとは思うものの、若干気にはなる。
しかしこのノイズが邪魔で信号レベルを目視で確認するのは難しくなった。
ここはやはり耳に頼るしかないだろう。

さて音質は置いておいて、再生時に録音時より若干早く周波数も高くなる問題もあるが、そこは再生するプレーヤーの機能を使うことで何とでもなる。
自分はPCで聞々ハヤえもんというソフトを使った。

再生速度・再生周波数・音程と3つを調整ができるようになっている。
再生速度は音程はそのまま再生速度を調節できる。
音程は再生速度はそのままで音程を調整。
で、再生周波数は再生速度に合わせて周波数も変わるので、これを利用する。

録音時と再生時の音楽の時間を比べてそこから何パーセントにすればいいのか割り出す。
ちょうど前後の無音部分を抜いた時間が100秒の曲があったのでそれを使って時間を測定。
自分の環境では100秒の曲が97秒で再生されたので、周波数を97%で設定。
周波数97%で録音し、音楽を再生したら、音程も長さも元の曲とほぼ同じになった。

さて、スマホやPCのイヤホン端子から録音しようとすると音が小さくて、音量を最大にしても足りない場合がある。
そんなときは、秋月電子のST-32使用ヘッドホン出力⇔ライン入力昇圧トランスキットを使うと、十分な音量が得られるようだ。
使っているアンプがラインレベルを想定していて、イヤホンからだとインピーダンスや信号レベルがマッチしていないのだろう。

まだ問題は残っているので、休みの間もうちょっと遊んでみようと思う。

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