ORANGE-ESPerを作ってみた

何か面白そうだったので、ORANGE-ESPerを作ってみた。
もともとはFabGLで公開されているライブラリとそれを動かすハードなのだが、サンプルとしてCP/Mなどのエミュレータが使えるみたいだ。
早速注文して、と行きたかったがよく見ると売り切れ。
いつ入荷するかわからないしどうしようか思ってたけど、回路図が公開されているのなら自分で作ってしまえとamazonと秋月電子とaitendoの通販で部品をそろえる。
部品がそろい次第少しづつ組み立てていった。

キーボードとマウスはUSBコネクタの手持ちがあったので、それを使う。
USBコネクタでPS/2が使えるタイプのキーボードとマウスをつなぐようにする。

さて、ESP32についてはamazonで買った安物なのだが、カスタマーレビューを見ると書き込みが不安定でコンデンサを追加する必要があるらしい。
単体でLチカやって確認してみたけど、時間がかかったり書き込みできなかったりとしたのでレビューをもとにENとGND間に0.1μFを取り付ける。

秋月電子で売っているものと回路図を比較してみると、EN-GND間のコンデンサがなかった。
ただ、0.1μFだと単体では問題なかったのに、回路に組み込むと不安定になってしまうので、本体基板の裏に1μFのコンデンサを追加してある。

さて完成したのでモニタ、キーボード、マウスをつないでArduinoIDEを起動して、サンプルスケッチの中からALTAIR8800を選んで書き込みを行う。

手持ちにPS/2キーボードがあったのでPS/2→USB変換コネクタを使って接続。
マウスはそのままPS/2対応なのでそのままつなぐ。

無事書き込みが終わって立ち上がったところ。

無事CP/Mが立ち上がった。
AドライブとBドライブの中身をDIRコマンドで表示させる。

M80とかL80がある。
高校生のころにMSXで使って以来で、もうほとんど覚えてないわ。
ポケコン用のプログラムを作ったりしたものだ。

ソースを見ると、Cドライブ、Dドライブがあるのだがそのままではエラーが出て使えない。
ファイルの一覧を見るとFORMAT.COMがある。
もしやと思ってFORMATを実行してみる。

これでCドライブが使えるようになった。
同じようにDドライブもフォーマットする。

さて、実のところ作っている最中、しかもあらかた部品を取り付けて最後の配線を行おうとしたところで、件の通販サイトを見てみると在庫が復活している。
はてさてどうしたものかと思ったが、結局ポチって買ってしまった。

何故かキーボートがUSBコネクタで、マウスがPS/2コネクタになっている。
さて、上で書いた通り手持ちのキーボードはPS/2、マウスはUSBだ。
結果、キーボードはPS/2→USB変換コネクタを挟んで、
マウスはUSB→PS/2変換コネクタを挟んでの接続になってしまった。
これが逆ならそのままつなげたのに、また、デザイン的にどっちかに統一したほうが見た目きれいな気がするのだが。

自作とキットの比較。

サイトの写真を参考に配置してみた。
基板の大きさは秋月電子のB基板ぐらいだろうと踏んでたが、まさしくその通りだった。
自分で作ったほうは片面基板でもよさそうな気がしたが、手持ちの在庫が両面しかなかった。
だいぶ前に買いだめしてたはずだが、両面もこれが最後だったので、その内にまた買いに行かんとならないな。
ちなみに、自分で作ったほうはたまに画面がちらつくが、キットの方は安定して映っていた。
これはモジュールのせいなのか配線のせいなのかどうにか切り分けたいが、ESP32を簡単に入れ替えられないのだよなぁ・・・

最後にESP32の安物そうでないほうの比較。

安物のほうはコンデンサを追加する必要があるが、オンボードLEDがあるのでLチカだけなら部品の追加なしで確認できる。
ピンヘッダ間の幅が2.54mm狭いのでブレッドボードでのテストもしやすい。
そうでないほうはモジュールを取り外そうとしたらアンテナ部分が折れそうで怖い。
でも安定している。

しかしESP32って面白そうなのでちょっといろいろ遊んでみたいところだ。

ちなみに連休中はトイ・レコードメーカーでいろいろ試してみる予定だったが、結局なにもできず。
どうしたものか・・・

カテゴリー: ESP32, FabGL, ORANGE-ESPer, 電子工作 パーマリンク

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