CASIOのZ-1を手に入れた

一体いつから──── CASIO製も打ち止めと錯覚していた?

打ち止めとは言ったものの、CASIOの16Bitポケコンも興味があったのでヤフオクで手に入れた。
ヤフオクで出品者はZ-1GRとうたって出品していたけど、どう見てもZ-1だ。
まあいいけど。
ちなみにCASIO製のポケコンは今回初めて手にした。

いざ届いて、電池を入れて電源ONするも何も表示されず。
コントラスト調整しても表示されない。
想定の範囲内である。

ばらして中身を見てみることにする。
事前にググってばらし方を確認していたが、確かにネジが多い。
しかも固い。
精密ドライバでは太刀打ちできなかった。
あと、DCジャックの上にバネがあるので気を付けないとならない。

ばらすためには半田ごても必要。
ブザーの線を外したり、シールド用の銅箔を外したり。

CPUを拝んでみる。
若干ピンボケしているが、80L188というもの。

ばらして基板を観察。
写真じゃわかりにくいけど、電解コンデンサの半田がどうもサビているような。
あと、バックアップ用のリチウム電池の金具が当たるところに腐食が。

腐食した部分を何となく磨いて、電解コンデンサを交換。
220μF10Vの小型のもの1個と、10μF16Vの小型が物2個交換。
小型のものを使わないと、ケースに収まらなくなるので注意。

チップタンタルコンデンサかな、これも交換しようかと思ったけど、すぐに手に入りそうなかったので、これはそのまま。
電解コンデンサでもよかったのかな?

交換後、仮組をして電源を入れたところ無事電源が入った。

さて、電源が入るようになったところで、今度はメモリ増設をおこなう。
こちらも増設を行ったブログの記事があるので、それを参考にする。
まずは、元の状態。
M5M5256が使われていた。はて最近見かけたような

元あったRAMを取り外して、数年以上前に秋月で買っていたRAMを取り付ける。
このRAM、何のために買ったんだっけ。何故か使われずにいた。
RAMを取り付け追加のコンデンサも取り付ける。

取り付けたら再度仮組をしてALL RESETボタンを押す。
メモリが認識されて256KBと表示されている。

リセットの他、「SYSTEM *」コマンドを実行してRAMチェックを行う。
エラーが表示されたら半田付け不良の可能性があるので、修正する。
うまくいけばCHECK OKと表示されるが、ちょっと時間がかかるので心臓に悪い。

問題なければ組み立てを行うが、バネや裏面のスイッチなどの部品があるので注意。
ネジを閉めるのも結構力がいるので、後で取り付け忘れた部品が見つかると結構へこむorz
何度も開け閉めするものではないな。

他にも、PCとの転送ケーブルもつくる。
2.5mmの3極プラグにケーブルつないで、USB-シリアル変換を取り付けるようにした。

プラグのケースの径が太くて、Z-1のケースの凹みのところに入らずにうまくPCとつながらなかったので、樹脂を少し切ったところで奥まで入るようになった。

さて、これで一通り準備はできたもののどうやって遊べばよいのやら。
PC-Gシリーズと比べても情報が少ないような・・・

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