Pico-itx 製作レポート


ページ1……スペック・パーツ
ページ2……ケース組み立て
ページ3……内部配線
ページ4……パーツ取り付け
ページ5……動作


----- OS インストール -----

◆Windows XP
配線さえ間違えてなければ、電源を接続し電源スイッチを押せば、電源ランプが点灯し起動する。
あとは、インストール用のCR-ROMをドライブに入れて起動すればインストールされるはず。
実際に使ってみると、人にも依るのだろうが、たまに若干動作が重く感じることもあるが、実用上問題はなさそうだ。


◆Windows Vista
Windows Vistaについては、インストール開始まもなくエラー画面となってインストールは不可能。
最新のBIOSにアップデートした場合のインストール可否については未確認。


◆Linux
Fedora Core 6を使用。
とりあえずインストールして起動することは出来た。
実際に使った感じは、やはり人にも依るのだろうが、たまに若干動作が重く感じることもある。


----- Windows XPカスタマイズ -----

◆システムのプロパティ
インストールしたままの状態ではつまらないので、「製造およびサポート元」の画像と「サポート情報」を編集する。
画像については『\windows\system32』フォルダの中に『oemlogo.bmp』を、サポート情報は『oeminfo.ini』を準備する。
画像は適当なサイズのBMPファイルを準備すればよい(あまり大きいと正しく表示されない可能性がある)
『oeminfo.ini』は以下のようなファイルをメモ帳などで作成する。
[Version]
Microsoft Windows Whistler Edition
WinVer=5.01

[General]
Manufacturer=サポート元に表示したい文字
Model=モデル名に表示したい文字

[Support Information]
Line1="ここにいろいろ書くと、"
Line2="サポート情報をクリックしたときに"
Line3="別ウインドウに表示される"
Line4=""
Line5="行を増やす場合はLine○="
Line6="追加する(○は数字。数字時の順番に表示される)"


◆カードリーダのラベルとアイコン
マイコンピュータを表示したとき、USBカードリーダが「リムーバブルディスク」では少々格好悪いので、市販のPCみたくアイコンとラベルを表示するようにレジストリを編集する。

1)「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行」
2)名前のところに「regedit」と入力して[OK]をクリック
3)HKEY_LOCAL_MACHINE \ SOFTWARE \ Microsoft \ Windows \ CurrentVersion \ explorerキーまでツリーをたどっていく
4)「編集」→「新規」で『DriveIcons』というキーを作成
5)『DriveIcons』の下にドライブ名でキーを作成(今回は『F』を作成)
 ドライブ名は実際の環境に合わせること。
6)ドライブ名のキーの下に『DefaultIcon』キーと『DefaultLabel』キーを作成
7)ツリーで『DefaultIcon』キーを選択したあと、右側の「(既定)」をダブルクリックして値をアイコンのあるファイルを指定する
 今回は『%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,193』とした(shell32.dll内の193番目のアイコン)
8)ツリーで『DefaultLabel』キーを選択したあと、右側の「(既定)」をダブルクリックして値を表示させるラベルの内容にする
 今回は使えるカードの種類を列記して『MS/xD/SD/MMC』とした。

レジストリのツリーを辿って行くのは結構面倒なので、レジストリファイルを作成して「ファイル」→「インポート」で読み込ませる方が早いかもしれない。
この場合も、ドライブ名のところは実際の環境に合わせること。

いずれの場合も、万が一にそなえてレジストリのバックアップを取ってから作業を行うこと。

driveicon.regの内容
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\DriveIcons\F]

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\DriveIcons\F\DefaultIcon]
@="%SystemRoot%\\system32\\SHELL32.dll,193"

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\DriveIcons\F\DefaultLabel]
@="MS/xD/SD/MMC"
レジストリ編集前レジストリ編集前
レジストリ編集後レジストリ編集後


6月頃に発売された週間アスキーの記事は若干誤りがある。
まず、最新のBIOSにアップデートした場合の確認は行っていないが、少なくともこの記事が書かれた時点ではWindows Vistaのインストールは不可能である。
2.7インチ液晶とあるが、記事中のサイトを確認すると実際は2.5インチ液晶でコンポジット(VIDEO)入力しかないため、このままでは繋がらない。
Pico-ITXの使用を見るとTV-outがあるようだが、拡張基板が必要なようだ。
しかしその拡張基板は今のところ無い。
ダウンコンバータを準備すればいいかもしれないが、それだと小型の意味が無い。


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