前回MSXプリンタを手に入れた際、自作のインターフェースでは印刷に不具合が発生していた。
少し気になったことがあったので、自作2号で試してみることにした。
Dサブ25ピン用に作ってあるので、変換ケーブルを作る。
PaperEnd、Errorまで考慮に入れていないのでPaperEnd、ErrorのLEDは付きっぱなしだが、信号をモニタしているだけなので、とりあえず無視する。
気が向いたら変換ケーブルの方手直ししておくか。
そして実際印刷させてみた。
案の定LLISTもハードコピーもうまくいっている。
1号機は元にした本をそのまま作っているのに対し、2号機では74HC05ではなく74HC04を使ってアレンジを加えている。
回路図は以下の通り。
74HC04と74HC05の違いについてデータシートを確認すると、74HC05のデータシートには『ピン接続、機能はTC74HC04A と同じですが、すべての出力がNチャネルFET のオープンドレインになっており、ワイヤード接続が可能です。』と記述されている。
元の回路を見るに、プリンタ側でプルアップされているだろうことを前提に、74HC05を使用しているようだ。
ところが今回のMSXプリンタの場合、74HC05がオープンドレインになっていることでプリンタ側でHレベルが十分認識できない場合があって1号機では正しく印刷できず、74HC04を使った2号機ではH/Lがはっきりしているので正しく印刷することができたってところか。
こうして原因を調べたらあっけないものだったな。